NFTは環境破壊?負荷改善に向けた取り組み。

NFTクリエイター
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こんにちははじめまして!いねおけと申します。

イラストが好きだ!NFT買ってみようかな!!売ってみようかな!!!

そう思った矢先、こんなことを言われたことないですか?

「仮想通貨(暗号資産)は環境に悪い」

「NFTは環境破壊だ」

・・・しゅん(-_-;)

この記事を読めば、NFTの主力通貨であるイーサリアムが環境負荷改善に向けた取り組みを開始していることが分かります!

大丈夫、NFTも仮想通貨も触って良いものなのです。

この記事のポイント

・イーサリアムは現状PoW承認 ⇒ 環境破壊だと言われる理由
・イーサリアムはPoS承認に変更予定 ⇒ 環境負荷軽減に取り組んでいる
・世界最大のNFTマーケットプレイス、OpneSeaの主要取引通貨はイーサリアム
・NFTは環境負荷改善に向けた歩みを見せている

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS (プルーフ・オブ・ステーク)

環境に悪いと言われる仮想通貨(暗号資産)。一体何が悪いのか?

仮想通貨を正しく・安全に承認する為のコンセンサスアルゴリズム(consensus algorithm)の方式によって環境負荷が大きく変化します。

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)方式の概要

ワーク(労働)の量に応じて、セキュリティを高める方式です。

世界最大の時価総額となっている仮想通貨のビットコインや、NFT取引で最も多く用いられるイーサリアムではPoW(プルーフ・オブ・ワーク)方式が採用されています。

膨大な電力消費が発生する為に、環境に悪いとされています。

PoS(プルーフ・オブ・ステーク)の概要

ステーク(掛け金・保有量)の量に応じて、セキュリティを高める方式です。

イーサリアムは環境問題への配慮などを理由に、将来的にはPoS(プルーフ・オブ・ステーク)方式への移行を検討、対応を進めています。
4回のアップデートを段階的に実施し、4回目のアップデート「セレニティ(イーサリアム2.0)」を経て移行の予定ですが、2021年11月現在、アップデートは完了していません。

ブロックチェーンの承認作業に、膨大な計算処理を実施しないので環境負荷軽減が見込まれています。

PoW(プルーフ・オブ・ワーク)をもう少し詳しく解説

仮想通貨(暗号資産)は過去から現在までの取引記録を一続きに保存するブロックチェーン技術の上で成り立っています。ブロックチェーンの最後尾に新しい情報をはめ込む前には、情報が正しい事を承認する必要があります。

承認に必要な「鍵」を得る為に「超複雑な計算」を実施して、最初にその答えにたどり着いたマイナー(採掘者)だけが鍵と報酬の暗号資産を得られる。

労働(Work)の量に応じて証明(Proof)する方式をPoW(プルーフ・オブ・ワーク)と呼びます。

「超複雑な計算」で「鍵」を見つけて報酬を得る行為をマイニングと呼びます。

このマイニング作業のデメリットとして挙げられるのが環境破壊です。

マイニングのレースを勝ち抜く為にはマシンパワーの大きな計算機が必要となるのですが、この計算機の消費電力が極めて大きくなってきていることから環境破壊につながると言われています。

PoS(プルーフ・オブ・ステーク)をもう少し詳しく解説

 

イーサリアムが対応を進めているPoSは、PoWのデメリットとして挙げた環境破壊問題を解決できる事が期待されています。

仮想通貨(暗号資産)に対する掛け金(保有量)が多いほど、承認と報酬受取の機会を得る確率が高まる仕組みです。PoWの認証作業が「採掘(マイニング)」と表現されるのに対し、PoSの認証作業は「鋳造(ミンティング)」と表現されたりします。

PoSのメリットは、マイニングの様な競争が必要無くなるため環境破壊問題が発生しにくい事です。また、「たくさんの暗号資産をを持っている人ほど、その暗号資産の価値を下げたくないので正しく運営したい」という思想もプラスに働くと考えられています。

PoSのデメリットは、流動性低下の懸念です。暗号資産(仮想通貨)を多く・長く保有している方が有利な仕組みなので「動ける暗号資産」が減少して、通貨としての実用性が損なわれることが懸念されています。

環境負荷改善に向かっている

世界最大のマーケットプレイスであるOpenSea。

その主要取引通貨はイーサリアムです。

イーサリアムはPoWからPoSへ変更して環境負荷改善に向かっているのだから・・・これからNFTを環境破壊だと言ってくる人に対してこう言ってやりましょう

「PoSで改善するんで大丈夫っす」と。

「ぷるーふ・おぶ・すてーく知らないんすか?」と。

あとがき

wikipediaによると、イーサリアムが構想段階だったのが2013年。

β版リリースが2015年だったそうで、2021年現在だとまだ10年もたっていません。

にもかかわらず、ブロックチェーンの承認というシステムの根幹にかかわる改善がもうすぐ実施されるのすごくないですか?

壊れない丈夫な家電製品は10年以上使えることもザラにあると思います。でも一昔前の技術なので電気代が高かったりして「省エネ家電への切替」を推奨されたりしますよね。

これを使い続ける多くの人に比べたら、イーサリアムの環境負荷に対するスピード感、スバらしいと思うんです。ちなみに僕も型落ちで購入したテレビを10年以上使っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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