NFTにおいて、日本だけでなく海外に向けても発信していきたいと思う人は少なくないと思います。
ですが、日本と海外では、文化や考え方の違いのせいで、同じように発信しても上手く伝わらず、買ってもらえないといった場合があります。
今回は、海外へ向けて発信する際に気をつけた方がよいことについて基本的なことをまとめました。
コミュニティの考え方について
海外では、NFTはコレクションという側面だけでなく、所持することによってコミニティーの一員となれるといった側面があります。
コミュニティーを活性化することで、作品の流動性が増したり、新しいアイディアが生まれたりすることがあります。
コミュニティーを活性化するために行われている策を少し紹介します。
discordを活用する
discordを活用し、NFT所持者しか入れないチャンネルを用意することや、言語別のチャンネルを用意することにより様々な層にアプローチすることが出来ます。
NFTの所持者しか入れないチャンネルの作り方については↓を参考にしてください。

言語別のチャンネルの用意の仕方は↓を参考にしてください。

また、discordがうまく活用出来ている有望な新規プロジェクトの例はこちらを参考にしてみてください。
コミュニティーの参加者に対して特典を出す
コミュニティーの参加者に対して限定のNFTをmintする権利を与えるなどの特典を出すことにより、購買意欲を活性化させることが出来ます。
例えばこちらのプロジェクトでは、NFTを所持している人に対してAvalancheのネイティブトークンであるAVAXを配布しています。
チェーンの選択
上級者向けですが、NFTを発行する際にチェーンの選択も必要になってくるかもしれません。
それぞれのチェーンで文化や流行だけでなく、利用者層が異なっていることがあるからです。
イーサリアム(ETH)
ETHチェーンは、利用者が一番多く、動いているお金も一番多いために一番ファンを増やすチャンスが大きいです。ですが、ガス代が高いことや、ガス代により環境問題の発生を懸念する人がいるといった悪い部分もあります。
多様多種な作品がリリースされており、需要も供給も一番多いチェーンです。
polygon
polygonは、ETHと互換性があるチェーンであり、ガス代が安く、使い勝手もほとんどETHと変わらないためにETHの代替品としてよく使われます。
openseaでもpolygonに対応しているために、初めて作品を出す人にはおススメなチェーンとなっています。
安くNFTを発行できるため、大量に作品を配布したい場合等にオススメとなっています。
またETHとpolygon、どちらが出品に適しているかをまとめた記事もありますので、こちらも合わせてお読みください。

ソラナ(Solana)
solanaは、イーサリアムキラーとしてETHを超える可能性があるといわれているチェーンとなっています。
ガス代も非常に安く、NFTの発行も容易となっています。ですが、まだまだ一般的な知名度は低く、NFTや仮想通貨に詳しい人が多めになっています。
そのためか、サイバーパンクな作品が多い印象があります。
バイナンススマートチェーン(BSC)
BSCは、ETHからフォークしたチェーンで、取引所最大手のバイナンスが後ろ盾についています。
ガス代が非常に安く、扱いやすいですが、今のところDeFiやブロックチェーンゲームの勢いが強く、NFT自体が大きく取り上げられることはあまりありません。
ですが、バイナンスにNFTストアがオープンするなど、少しずつ陽の目を浴びつつあるので今後に注目です。
Enjin Platform(ENJ)
ENJは、ETHをベースに作られた通貨を使用するプラットフォームとなっています。
ゲーム向きの銘柄となっており、仮想通貨やNFTの専門的な知識がなくてもゲーム内にNFTを組み込むことができるものとなっています。
また、発行したNFTに裏付け額を設定することができ、使用しないNFTを処分する(melting)と、ENJを入手することができるというシステムが導入されています。
ゲームを作ってみたいという方にはイチオシのプラットフォームです。
文化の違いについて
文化において、海外では日本とは違う点があります。
それらを考慮した上で行っておきたいことについて基本的なことを書いておきます。
telegramでもグループを作ろう
仮想通貨の良い点は、匿名性が高いところです。
その影響もあってか、匿名性のあまり高くないdiscordを使わずtelegramを使用する、もしくは併用する場合がよくあります。
また、telegramはbotが扱いやすいのか、エアドロップを行う際にtelegramのbotを使用することがよくあります。
telegramでのコミュニティー構築を上手くやっている例としてはこちらを参照してみてください。

ミームを上手く利用しよう
インターネットミームを使用することにより、コミュニティー以外の人たちにも簡単に訴求することが出来ます。
海外のNFTや仮想通貨のコミュニティーでは、ミームコンテストがよく行われています。
目につきやすい、面白いミーム画像を使うことにより、拡散されたり興味を持ってもらえたりする場合があります。
例としてよく使われる画像や実際ミームを利用しているものを用意しました。

英語で発信しよう
Twitterで発信する際、海外用のアカウントを作ることも重要です。
日本語のみの発信の場合、いくらプロジェクトが魅力的でも文字から情報を得ることが難しくなりがちです。
英語は公用語人口が世界で一番多い言語であるだけでなく、ネイティブな使用者以外でもある程度分かるという人が多いために親しみやすさがあります。
呟きには画像をつけよう
Twitterで発信する際には、できる限り画像をつけましょう。
丁寧にプロジェクトの説明を書いても、文字を読むのには時間がかかり、読み飛ばされてしまう場合がありますが、画像の場合は見るだけで分かるので、簡単に訴求力を出すことが出来ます。
その際、マーケットのURLも貼っておくとなお効果がありそうです。
まとめ
NFTは、現在参入者が多く、いきなり有名になるのは難しいかもしれません。
ですが、まだまだ仮想通貨が一般的ではない今のうちからコツコツと努力を積み重ねることにより、将来大きな収穫があるかもしれません。
必要なのは無理せず継続することだと思います。
何か困ったこと等があれば是非わたしやsoudanNFTにて相談してみてください!
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